人生が思うようにいかないとき、私たちはどうしても「なんとかしなきゃ」と動きたくなります。
転職、別れ、環境の変化、将来への不安。
たとえば、以前の私は仕事とパートナーと健康を同時に失ったことがありました、
「自分で稼ぐ力をつけなければ」
「何か行動しなければ」
という焦りを強く感じていました。
その結果、もともと強い興味があったわけではないカメラを習い始め、30万くらいの一眼レフを購入し、40万円ほどの講座にも参加しました。
また、体調に不安を感じていた時期にもかかわらず、無理をして飲み会やコミュニティの集まりに参加していたこともありました。
当時は「行動している自分」を作ることで、不安を振り払おうとしていたのだと思います。
結果余計に体調は悪化し、メンタルも落ち込みました。反動で引きこもりになってしまいました…笑。
不安から動けば動くほど、苦しくなる時期がある
不思議なことに、こういう時期は「頑張っているのに、なぜか満たされない」という状態になりがちです。
行動しているのに空虚感が残る。
お金も時間も使っているのに、どこかしっくりこない。
それは能力が足りないからではなく、ただ「エネルギーの方向」がズレているだけなのかもしれません。
一度「落ち切る」という選択
ここで少しだけ、「落ち切る」という言葉について補足させてください。
この言葉は、もしかすると少し怖く聞こえるかもしれません。
「このまま底なし沼に落ちてしまうのではないか」
「落ち切ったら廃人になってしまうのではないか」
そんな不安を感じる方もいると思います。
でも、私がここで伝えたい「落ち切る」は、実際には少し違います。
それは、沈み続けることではなく
無理に浮かび上がろうとするのをやめること”です。
一度もう何もせず「落ち切る時間」を許すことの大切さです。
落ち切るというのは、諦めることでも、止まることでもありません。
むしろ逆で、「無理に埋めようとするのをやめる」ということです。
辛いのまま、空虚のまま、寂しいまま、その感情に寄り添ってみるのです。
- 焦りから動かない
- 不安を行動で上書きしない
- すぐに答えを出そうとしない
そうやって一度、空白をそのままにしてみる。
空白の時間に起きること
不思議なことに、落ち切ったあとには変化が起きます。
余計な選択が減り、本当に必要なものだけが残っていきます。
誰かに見せるための行動ではなく、自分の感覚に沿った選択が戻ってきます。
そして何より、「焦りで動く癖」が少しずつほどけていきます。
そして落ち切って軽くなって、こざっぱりとしたあなたの近くに残ったもの、または近くに寄ってきたものを
さぁどうしようかと考えて動けばいいのです。それから考えても遅くはないのです。
どん底の時は色々なものを積み減らす時期なのかもしれません。

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